ご訪問ありがとうございます。
いつものようにブログを更新していたので、突然の報告に驚いた方もいると思いますが、タイトルにもある通り、家族がコロナになりました。
今でもまさかまさか....という思いです。
コロナ陽性と診断された家族も、その家族を支える家族も、体力的・精神的にとても大変なんだと痛感しています。
そしてネガティブな内容にも関わらずブログに残そうと思ったのは、経験したからこそわかった事や、今同じようなに不安な方がいると思ったからです。
実際にどんな状態なのかも記録しながら綴っていきたいと思います。
始まりは先週のこと
元気が取り柄の旦那さんが珍しく発熱。朝の時点で37.5℃でした。
テレワークが増えたとは言え、仕事で都内に行く事もありますし人と会う機会も多い。
それは旦那さんだけじゃなく、私も同じですし、学生である子供たちも同じです。
ただ、いつかは.....という気持ちがありつつも、どこかでなる事はないだろうと甘く考えていたと思います。
その日は会社を休ませ、学校にも事情を話した上でお休みさせました。
娘はここ数年オンライン授業なので学校に行くことはないですが、外出はしないようにと話しました。
旦那さんの熱は夜になるにつれ上がり、38.5℃。とは言え、グッタリする様子はなくただ熱があるだけといった感じだったそうです。
翌日
すでに旦那さんを寝室に隔離した状態。
旦那さん自身が発熱外来に電話。熱があることだけ伝えると、診療時間を決めるため一旦電話を切ったそうです。
数分後病院から連絡があり「○時に、発熱外来と書かれた駐車場に車を停め、車内で待機してください」という指示が。
予定通り病院へ向かうと、駐車場に設置されたプレハブ小屋で診察を受けたそうです。
診察後は車内に戻り、そのまま駐車場で待機。そして30分後病院から旦那さんに電話で陽性だと伝えられました。
症状が軽かったのか自宅療養となり帰宅後そのまま寝室へ。
夕方旦那さんに保健所から連絡があり、最近の行動や接触した人などについて1時間くらい話したそうです。
その後、私の携帯にも「濃厚接触者にあたります」と連絡がありました。
ここで疑問だったのは「3日間発熱がないか注意してみてください。熱が上がらなければ大丈夫です。外出も平気です。」と言われた事。
ニュースで見ていたのと全く違うのか?と思いつつ、気が動転しているのでそこまで深く突っ込む余裕もなく「わかりました」と答えました。
そしてこの日から生活がガラッと変わりました。
- まずは学校に報告
- 家族全員が常にマスクをする
- 旦那さんは寝室に隔離
- 娘は自分の部屋に隔離
- 息子と私はリビングに隔離
- 2階のトイレは旦那さん専用
- トイレとお風呂は使うたびに除菌
- 部屋の窓を開け常に換気
- 連絡はラインでやり取り
その後も旦那さんの熱は38℃台が続いていました。
陽性と診断されて2日目
陽性と診断されると、保健所から朝と夜連絡があり、電話で経過報告をします。
熱は38℃台。
筋肉痛のような体の痛みが出てきたと言っていました。熱はあるものの元気はあり、水分・ご飯を食べる事もできていましたし、味覚もあったそうです。
夕方息子の学校から連絡がありました。
家族の容態、息子の事を心配していただき「息子は元気で過ごしています」と伝えました。
しかしその夜、息子が急に(本当に突然)頭痛がすると言い出しました。
徐々に熱も上がりだし夜中には38.7℃。
(多分息子もなっているんだろう....)
とても心配でした。
そして私自身もなっているだろうと覚悟もしました。この日はあまり寝れず、ネットの情報ばかり検索していました。
3日目
朝、発熱外来に電話。
旦那さんと同じ流れで息子を病院へ連れて行きます。車内で待っていると、防護服を着た看護師さんが来ました。
紙芝居を読むかのように紙で指示をしています。
車からは降りず窓も開けず、窓に保険証などを貼り付け写真を撮られました。
30分後また違う看護師さんが防護服を着てやって来て「車から降り駐車場に設置されたプレハブ小屋に入って下さい」と指示されました。診察が終わったら車内で待機。
検査結果が出るまでに20分もかかってないと思います。
そして結果は陽性、自宅療養と言われました。
熱が出ていない家族もPCR検査を受けたいと言いましたが「この後保健所から連絡があるのでそちらで相談して下さい」と言われました。
帰宅後、保健所とフォローアップセンターから連絡がありました。
保健所の方とは
- 最近の行動、接触した人
- 息子が外に出れる予定日(10日後) などの話
フォローアップセンターの方とは
- パルスオキシメーターの配布(約3日後)
- 食料物資が届く(約3日後)
- 息子が外に出れる予定日(10日後) など
合わせて1時間ほど話したと思います。
旦那さんの時は発熱がなければ濃厚接触者でも外に出れると言われていましたが、今回は「娘も私も濃厚接触者なので2週間は外に出れません。」また「息子を旦那さんと同じ部屋で隔離できればして下さい」と言われました。が、大泣きしてできるはずもなく私と一緒に過ごすことにしました。
そうなると、息子と接触した最後の日から2週間は出れないと言われました。
これは例え陰性だとしても変わりません。
ちなみに濃厚接触者は発熱、無症状でも無料でPCR検査を受けられます。
ただ、かかりつけの病院でするそうです。
無症状なだけでもしかしたらコロナ陽性者かもしれないのに病院へ行けると思いますか?!
私の住んでいる地域だけなのかもしれませんがこれは驚きでした。
結局娘と私はPCR検査したくても出来ないので自宅で簡単にできるキットで検査をしました。
この日は、旦那さんが37℃〜38℃をいったりきたり。
ほぼ寝たきり。
水分は取れるけど食欲はなくアイスやヨーグルトを欲しがっていました。
息子は夜の時点で37℃。意識もしっかりしていて食欲もあります。
4日目
息子はすっかり元気になりました。
旦那さんは熱が38℃、筋肉痛のような痛み、咳が出始めました。横になっていると楽だけど、トイレに行ったりすると息が上がる。ほぼ寝たきりです。
旦那さんのパルスオキシメーターもまだ届かず、保健所からは「様子を見ましょう」と言うことでした。
5日目
息子、娘、私はみんな元気です。熱もなく食欲もあります。
旦那さんは4日目と変わらない症状に加え、味覚がなくなりました。全く味がしないと言うより「何となく塩の味がしてしょっぱい」「アイスはなんとなく甘い」と言う感じだそうです。
心配で顔色を見に行ったら、日焼けをしたような顔のくろさ。
怖くて涙が出ました。
保健所とは旦那さんが直接やり取りしていましたが、さすがに心配になり私も話をする事に。案の定本人は大丈夫と言っていたそうですが訪問診察を依頼しました。
ただ、この電話で話が進むわけではなく、何度も連絡が行ったり来たりして、担当者が違うとまた初めからの説明。
息子の担当者と話している時には感じなかった苛立ちが湧きました。
結局この日は様子を見ようと言う事になりましたがとても不安でした。
誰かに話しても不安にさせてしまうだけ.....。そんな私を心配したのか、娘もリビングにいる時間が長くなりました。
そしてこの日、物資が届きました。
4人分、お水も2リットルが6本届きました。
整水器もありますし、食料もあと数日分ありましたがやはり助かります。
レトルトが中心ですが食べれるだけ有難い。
お菓子も入っていて子供達は嬉しかったはずです。改めて思うのは、当たり前の事が当たり前にできるって本当に幸せという事です。
6日目
旦那さんのパルスオキシメーターがやっと届きました。
数値は91〜93を行ったり来たり。
急いでフォローアップセンターに連絡しましたが、今振り返るとここで救急車を呼ぶのが正解だったと反省しています。
旦那さんの熱は高くて37.2℃。
だるさはないもののベッドの上で座ったり立ったりするだけで息が苦しくなり、咳も酷い状態です。
夜、防護服を着たお医者さんが訪問してくれました。部屋だけ案内しリビングで待機。
数分後にはリビングの扉をノックする音が聞こえ「ご主人を緊急搬送します」と言われました。
色んな不安、冷静に判断できない自分、やっと病院で診てもらえる安心感、色んな思いが重なって涙が出ました。
救急車が到着して40.50分は家の前で搬送先を探していたと思います。
病院が決まった後一緒に向かったのですが、私も濃厚接触者なので病院には入れず担当医から外で説明を受けました。
「実は、コロナ陽性者の大半が『大丈夫』と口にします。本当に大丈夫と思っているのだと思います。隔離していたと思うので、家族も状況がよくわからなかったでしょう。でもこれがコロナの怖いところです。ご主人の場合は、よくこの数値でこの状態でいれたと思います。肺炎の影もありますが、どちらかというと肺炎を起こした跡の影です。
今回は人工呼吸器が必要な状態まではいってないので、度合いは中等症。ただいつ重症に変わるかわかりません。ご家族の皆さんも元気でも必ず体温とパルスオキシメーターの測定は必ずして下さい!」と。
そして、コロナになってわかった事はニュースで見る陽性者数には、娘や私のような人は入っていないという事。きっと目に見える数字よりも、はるかに多い方が陽性者になっていると思います。
そしてもうひとつ。
旦那さんは「自分のせいで息子にまでこんな思いをさせてしまった」と言っていました。
息子も学校へ行く事を不安に思っています。
でもそれは違うと言う話をしました。
「私も9月に電車で都内へ行きました。無症状で、家族にうつしてしまったのかもしれない。遊びに行った娘かもしれない。会社や学校にいる人が無症状だったのかもしれない。
もしそうだとしたら2人はねーねのせいだ!ママのせいだ!お友達のせいだ!って思う?」
「思わないよ〜コロナのせいだよ〜」と息子。
「そう!コロナが悪い!お友達もみ〜んな同じように思ってる!これは誰のせいでもないんだよ」と。
こんな風に家族の心のケアも必要なんだとわかりました。
今もまだ旦那さんは入院中です。
酸素を投与してからかなり楽になったようですが、入浴中に酸素を取ると苦しくなるようです。
『それでもみんなで美味しいご飯を食べる事!を目標に頑張っています!』
気がついたら画面が重くなるほど長々と書いてしまいました。
また書きます。